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So After All

【映画の感想】『イエスタデイ』

作品名:イエスタデイ

監督:ダニー・ボイル

 

公開日:2019年10月11日

鑑賞日:2019年12月28日

 

見に行ったきっかけ:

ビートルズのイエスタデイが好きだったこと。ダニー・ボイル監督作品であること。自分の中でトレインスポッティング2の評価はかなり高かった。

 

見る前の予想:

話題になっていないので駄目かもとは思いつつ、面白い映画でも話題にならないことは珍しくないし、もし面白かったとき見逃していたらキツいだろうと思って映画館で見る映画納めのつもりで見に行った。

 

視聴直後の印象:

 

感想(ネタバレあり):

自分の記憶以外から急にビートルズの存在が消えるというぶっ飛んだ設定だが、始まり方は丁寧なため、はじめのうちは好印象だった。最初にイエスタデイを歌うシーンの、夢を諦めようとしている男の悲哀が重なったところなど、ものすごく聴かせると思ってたまげた。前半にこんな素晴らしいシーンを置いて後半もつのかという不安を抱かせるほどの出来で、大丈夫かなと思ったら大丈夫ではなく、結局その不安が的中したかたち。ジョンレノンが出てきてアドバイスを言わせるシーンは「配慮してます」感がとくにひどくて思わず「うわっ」と(心の)声が出た。

イデアと前半が良かっただけに後半の失速と終わり方の雑さが残念でならなかった。当て馬の男を振って主人公になびくシーンのみすぼらしいこと!もし前半部分を見せて「こういう映画作ります。出資してください」みたいなことしてお金集めたのだとしたら詐欺で訴えられるレベル。

主人公とヒロインは両方ともラブリーでかわいかった。ヒメーシュ・パテルとリリー・ジェームズ

 

おすすめ度:

その年の公開映画がこれ一本だとしたら見に行くべき。