だから結局

So After All

2021-01-01から1年間の記事一覧

2021年の映画ベストテン

去年ぐらいから映画を見ないといけないという義務感が一切なくなった。 「見るべき」というより「見ておきたい」で映画を見ても、ベストテンから漏れるぐらい面白い映画を見ることができ、不足・不満はない。『偶然と想像』が見れていないので、この後ランク…

【映画の感想】『ラストナイト・イン・ソーホー』

『ラストナイト・イン・ソーホー』を見た。できるだけ予告を見ないようにしているので映画のビジュアルとタイトルから期待して見に行くことを決めていた。タイトルからNYが舞台だと勘違いしていたが、実際はロンドンが舞台で、幽霊が見えるという特別な才能…

別にいいじゃんという気分について

松本大洋を読むといつも心がかき乱されるけど、読んでも何も感じなくなる日が来たりするんだろうか。この度はなんだかそういう日が来そうな気がしてかき乱されているようだから、結局そんなふうになってしまったと感じてかき乱される日も遠からずだろうか。…

【映画の感想】IMAXレーザー(DUNE)

今回はIMAXを視聴するためにDUNEを見に行った。DUNEを見るために映画館に行ったのでもなければ、DUNEを最大限楽しむためにIMAXを選んだのでもない。IMAXレーザーを体験するのに適格だと思って、つまりIMAX浴にとってDUNEはお誂え向きの映画だろうと予想でき…

あの頃のリアリティ

映画『あの頃。』を見て衝撃を受けた。松坂桃李と仲野太賀がアイドルオタクとして活躍する映画だったのだが、名前だけ聞いたことがある程度でよく知らないままNETFLIX上で適当に選び、面白いと思って最後まで見たので、エンドロールの最後に今泉力哉の名前を…

カーシェア時代のドライブ・マイ・カー

カーシェアサービスを使って、夜ドライブするのにハマっていた時期がある。よく知らない車でよく知らない道を適当に走らせるうちに、なんとなく知っている車や、なんとなく知っている道ができた。東京にきて5年経つが、知っている道、知っている場所は順調に…

【劇評】フェイクスピア

フェイクスピア NODA-MAP 第24回公演(2021年) 作・演出:野田秀樹 出演:高橋一生、橋爪功、白石加代子、川平慈英、前田敦子、村岡希美、伊原剛志、野田秀樹 ※物語の結末に触れる箇所があるため、これから見る予定がある人は読まないことを推奨 ■梗概 舞台…

【漫画の感想】奈良へ

twitterのTL上でNHKニュースを見るといつも奈良の感染者数ばかり報じている。 それを見ると、47都道府県あるのだから奈良のことばかり報道していないで、もっと平等に山形とか山口とか和歌山のことも報道してあげてよという気持ちになる。 これは出身地の…

人間は高田純次になれない

我々は何かと高田純次になりたがる。あんなふうに奔放に生きることができたなら――誰しも一度は高田純次の人生に思いを馳せ、その在り様に憧れる。私もそうだった。 いまも高田純次が好きだし、目当てもなくテレビをつけたときに高田純次が映っているとラッキ…

【映画の感想】シン・エヴァンゲリオン

シン・エヴァンゲリオンを見た。初っ端、パリのシーンからグッと引き込まれ、例のテーマ曲がアレンジされてかかるたびごとにしっかりテンションが上がり楽しめた。 なかでも、今回のシン・エヴァンゲリオンで良いと思ったのは綾波レイのそっくりさんが涙を流…

久しぶり日記2

久しぶり日記とは、ご存知久しぶりに書く日記のことである。 mttnysk.hatenablog.com もうすぐ緊急事態宣言期間が終わるとのこと。ただ今回の緊急事態宣言期間も非宣言期間と変わらず、在宅でリモートワークをしたり電車バスを乗り継いで自宅から1時間10分ぐ…